2017年10月13日開催の
MONOVATE in AKIHABARA
でご登壇いただくプレゼンター 吉田しのぶ 氏のご紹介です。
【プロフィール】
生年月日 1957年9月10日
生きている内に夢と希望を繋ぐ未来へ布石を残したい!という想いで、2015年春より、阿蘇くじゅう国立公園内久住高原で農場整備に取り組んでいます。
農場の名は「久住高原童心回帰農場」。
標高700m、17.9haの大地に挑み、自然農法による各種果樹栽培、絶滅危惧種の野生ブドウの保護・復活、それらの作物を基盤としたアグリ・イノベーションを視野に事業を展開しております。
また、老若男女誰もが童心に還り、遊び、寛ぎ、癒され、学び、生きる力を蘇生できる自然遊園地「アミューズメントファーム」を目指しています。
S53年 熊本市立尚絅短期大学幼児教育科卒業
S53年 熊本市私立船津幼稚園勤務
S54年 カネボウ化粧品準レディー’80 ヨーロッパ進出キャンペーンモデル
S58年 南米ベリーズ、八重山諸島にて、人類学者フィールドワーク助手
S64年 米国インディアナ州リッチモンド市日本人学校幼稚園勤務
H03年 アーラム大学北海道プログラムアソシエート勤務(留学生の受け入れ業務など)
H17年~H21年 熊本郷土料理 東京店 女将就任
H23年 公益社団法人オイスカ熊本県推進協議会女性部「火の国わくわくなでしこ隊」隊長就任
H24年~H26年 熊本郷土料理 熊本店 女将就任
H27年 農業生産法人 童心回帰農場・TAKETA株式会社 代表取締役就任
【演題】
未来へ向かって夢を耕し続けてゆく農場
【プレゼン概要】
2015年春より、阿蘇くじゅう国立公園内の久住高原、標高700m、17.9haの大地に挑み、植物の持つ力を最大限活かすアグリ・イノベーションを視野に事業を展開しております。
農場の名前は「久住高原童心回帰農場」。
この農場で取り組む3つの計画についてお話させていただきます。
1、アミューズメント ファームとしての癒し空間の創造。
人の命を育む農業の素晴らしさと共に、環境に溶け込んだ自然遊園地としても、老若男女誰もが童心に還って遊び・寛ぎ・癒され・学び、生きることの歓びを再認識することのできる農場を目指しています。 一人でも多くの方々に、大地や植物に触れ自然に親しんでいただき、「人間の生きる力=人間力」を高めていただきたいと願います。
2、絶滅危惧植物による化粧品の製造販売。
アントシアニンや多くのポリフェノールを含有する「クマガワブドウ」は、絶滅が危惧されている日本固有の野生種ブドウです。
香川大学農学部の研究により大きな機能性・パワーを秘めていることが確認されました。
私たちはこのブドウを広大な久住高原で、保護・復活栽培を行っています。
クマガワブドウ葉エキスを抽出・配合してできたバームが人の肌に潤いを与え、人がバームを使うことで「クマガワブドウ」の利用を促進し、結果として絶滅の危惧から救います。
3、「幻の果実」と言われるポポーを使用した果実酒の製造計画。
ポポーは、マンゴーとバナナとパイナップルを足して割ったような強い甘い香りがする果物です。
「森のカスタードクリーム」との別名があるほど濃厚な果実味が特徴で、収穫後の腐熟が早く、賞味期間が1週間ほどと限られているため市場にあまり出回りません。
そのため「幻の果物」とも言われていますが、じつはアミノ酸が豊富でアメリカでは1950年代から「健康・美容食」として認められています。
4、まとめ
日本の植物学の父と言われる牧野富太郎は、
「植物は人間がいなくてものうのうと生きていけるが、人間は植物が存在しなければ一瞬たりとも生きていけない」と、言っています。
植物は生けるものの命を支える食の原点であると同時に、酸素を供給する源であるからです。
私たち人間はすべての幸せのために植物をもっともっと大切にし、信頼し、共生し、頼って生きていくべきなのです。
私どもは農業を通じて植物の持つ力を最大限頂くために、人間の、そして地球の宇宙の未来のためにアグリイノベーションと位置付けて事業を展開していきます。
これらの事業により生まれた収益の活用で、ほんの一歩でも幸せの道へと踏みだせる人、それぞれがそれぞれの立場で「生きてて良かった…」と感じられる社会に近づけることが、私たち童心回帰農場の使命としているところです。
【MONOVATEに望む想い】
私達の事業、想いに賛同し、それぞれが持つ力と融合して一緒に歩んでいける、ビジネスパートナー、サポーターと巡り合えることを期待しております。
【参考資料】
・童心回帰農場・TAKETA
・童心回帰農場・TAKETA フェイスブックページ
https://www.facebook.com/doshinkaikitaketa/