2017年10月13日開催の
MONOVATE in AKIHABARA
でご登壇いただくプレゼンター 中村恒克 氏のご紹介です。
【プロフィール】
彫刻家
1986年生まれ 横浜市出身
2011年 東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業
2013年 東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学保存修復彫刻 修士課程修了
2016年 東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学保存修復彫刻 博士課程修了 博士号取得(文化財学)
東京藝術大学彫刻科在学中、大阪にある祖父の家に泊まり仏像巡りをした事で仏像に興味を持ち、日本古来の彫刻(仏像)を深く学びたいと感じ、同大学院文化財保学に進学する。大学院では仏像の制作・修復技法を学び、また平安時代初期の仏像を研究し博士号を取得。
大学修了後、横浜にアトリエを構え、仏像制作・修復を中心に活動中。
東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学保存修復彫刻研究協力者。
横浜美術大学修復保存コース講師。
国内の寺院に納める仏像を複数制作中。
国外では、現在中国長春市に建設中の長春黄金紐帯園(日本・中国・韓国の仏教美術を紹介する総合施設)に展示される弘法大師像を納める。仏像修復も並行して行っている。
【演題】
仏像をわかりやすく、世界へ
【プレゼン概要】
仏像と聞いて、身近なものと感じる人は少ないと思います。
お寺や美術館にあって、薄暗い中少し離れて見るといったイメージでしょう。
ましてや仏像を造ったり修復しているところをご覧になったことのある方はほとんどいないと思います。
また、仏像の価格がどれくらいなのか分かる人も極めて少ないでしょう。
生活の中で仏像を販売する場面に遭遇することはほとんどないと思います。
私は大学で仏像の制作、修復技法を学び、現在工房を構え活動をしています。仏師ではなく、彫刻家として活動しています。
私は仏師さんの元で修行をしていないため、仏師とは名乗れないからです。
ただその反面、彫刻家として自由に活動することができます。
私だからこそできる活動を通し、多くの方が感じている『仏像はよくわからない』という思いを解消し、仏像を日本古来の伝統文化として世界に発信したいと考えています。
仏像の造り方や修復について、皆さんが普段触れる事の無い世界についてお話をさせていただきます。
【MONOVATEに望む想い】
私の活動をより多くの方に知っていただくことを目指し、仏像販売のホームページ(日本語、英語)作成・海外での仏像展示を行いたいと思っています。
ホームページ作成については作成全般(内容・デザイン・英訳等)についてアドバイスいただけたら嬉しいです。
海外展開については、海外での作品展示の方法・展示会の情報・作品運送についてアドバイス、また協力していただける方がいらっしゃればと思います。
また、私が仏像の世界をわかりやすく、より多くの方々に発信することで、仏像のことはもちろん、仏像の保存修復についても広く知ってもらえるきっかけになればと思います。
【参考資料】
・彫刻家 中村恒克 公式HP
https://www.tsuneyoshinakamura.com/